警告
「Become amusing」は性描写を多く含んでいます。
嫌悪感を抱く方、18歳未満の方の閲覧はご遠慮いただいています。
また、閲覧後の苦情は一切受け付けません。
自己責任にてお読みくださいませ。
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「なあ、望美。」
教科書とにらめっこしていた望美は、その声で顔を上げた。
「どうしたの、将臣くん」
「この問題わかるか?」
将臣が指差したのは数学の問題だった。
二人は今、中間テストに向けて有川家のリビングで勉強している。
ふかふかのソファーに並んで座り、テーブルの上に問題集を広げていた。
「うーん、まだそこまでいってないよ。わたし、まだ問三で躓いてるんだもん」
望美は自分の問題集を将臣に見せた。
「そうか」
何故か残念そうに将臣は呟くと、また問題を解き始めた。
それから、数分後。
再度、将臣が声をかけてきた。
「どこまで進んだ?」
「問三をまだやってる」
「さっき聞いた問五番。もしわかったら教えてくれよな」
「うん」
将臣は再び問題集に取りかかる。
そんな将臣を見ながら、なんか変だ、っと望美は思った。
いつもよりそわそわして落ち着きがないような気がする。
これぐらいの問題なら、頭を抱えずに将臣はさらりと解けるはずだ。
それなのに、目の前の将臣は頭を抱えたりシャーペンを回したりしている。
集中できない悩みでもあるんだろうか。
けれど、それを聞くのはなんとなくはばかられた。
「なんか用か?」
じっと見つめていたので居心地が悪かったのか、将臣が書く手をやめる。
「将臣くんの手、大きいなあって思って」
とっさに別のことを望美は口にした。
「手?」
望美の答えに将臣が目を丸くする。
がっちりとした己の手を見つめながら、
「向こうの世界で畑作業を手伝ったり、剣を握ったりしていたもんな。
そのせいでこんな風になったんだろう。お前の手は相変わらず、ちっちゃくって可愛いな」
「将臣くん!」
望美は将臣の言葉に頬を赤らめる。
たとえ褒められたのが手だとしても、嬉しいことにはかわりない。
「なあ」
意味ありげに将臣が見つめてくる。
ふいに抱き寄せられた。
「やらねぇか?」
ぞくっとするような低いトーンで囁かれ、望美は頬を赤らめる。
そして、すべてを了解した。
将臣の様子がおかしかったのは、このことを考えていたからだと。
「だ、ダメだよ。テスト前なんだから」
「わからないところは全部、俺が教えてやる」
「そういう問題じゃなくて」
「いや、こういう問題だろう。大丈夫だ。
両親は遅くなるし、譲も部活で遅くなるって言ってたしな。三人が帰ってくるまでに十分時間はある」
もう不安はないだろう、と言うように瞳で問いかけられる。
確かにもう不安はない。
望美は仕方なく頷いた。
その刹那。
額に口づけを落とされた。
ゆっくりと味わうように口づけをされる。
何度も、何度も角度を変えて唇を重ねられる。
やがて、唇を割るように将臣が望美の口内に侵入してきた。
口蓋、歯列、舌……口内をくまなく舐められる。
「ん」
将臣は口づけを交わしながら、望美の胸をまさぐった。
「んんんっ」
息をする度、唇から甘い吐息が零れ落ちる。
望美はそろそろ限界だった。
このまま口づけられたら、酸欠でどうかなってしまいそうだ。
そんな望美の想いがわかったのか、将臣が唇を離す。
望美は酸素を求めるように、大きく息を吸い込んだ。
望美が落ち着くと将臣は服に手をかけてきた。
テーブルをずらし、人一人分入るぐらいのスペースを作る。
望美の前に中腰になって座る。
上着を捲くり、ブラのホックを外された。
あらわになった胸の頂に、将臣がゆっくりと舌を這わせる。
「あ、あんんっ」
ちゅっと頂を吸われ、舌先で甘噛みされる。
形を変えるようにもう一方の胸を愛撫される。
「硬くなってるな」
ふっと熱い息が、熟れた胸の先端にかかった。
指と指の間に胸の先端を挟み、そのままぐりぐりと将臣は弄ぶ。
「あ、あぁぁんっ」
望美は将臣の手から逃れるように身体を動かした。
「逃げるなって、感じるんだろう?」
甘い声で耳元に囁かれる。
将臣は望美をソファーの上に押し倒すと、スカートごと下着を引きずりおろした。
邪魔にならないようにテーブルの上にそれを置く。
望美の足を大きく開脚させると、将臣はその中心に顔を埋めた。
ざらざらとした生温かいものが性器に触れる。
将臣の舌だ。
自分でもあまり見たこともない場所に、将臣が触れている、と思うと恥ずかしくなる。
何度身体を重ねても、羞恥心は消えない。
将臣は、いい加減になれろよ、というのだけれど。
ゆっくりと舌先で芽を擦りあげられる。
その度にぞくりとなる。
「あ、あんっ」
くちゅくちゅ、と音を立てるように将臣が花芯を舐める。
淫猥な音に耐え切れなくなり望美は言う。
「音立てないで、恥ずかしいよ」
将臣は顔を上げると、
「仕方がねぇだろう? どうしても立つんだから。これでも音立てないようにしてるんだぜ」
「そ、そうなの?」
「あぁ」
将臣はちょっと不機嫌そうに言うと、また愛撫を再開した。
とろとろと愛液を零している蜜壺にそっと指を入れる。
そのままかき回すように動かした。
「ひっ、あぁんっ」
将臣の指が望美の敏感なところに触れた。
「あぁん、やぁんっ」
「ここがいいのか?」
望美の気持ちいいところなんてもちろん将臣は熟知している。
それなのにあえて聞くのは、望美の反応が可愛いからだ。
「ま、将臣くん!」「好きなんだろう、ここ」
その部分を擦りあげれば、望美は切なげな嬌声を上げる。
甘い痺れが全身を駆け抜ける。
「あぁぁぁん、ぁぁんっ」
望美はもっともっとというように腰を揺らした。
擦り上げられる度に、身体が熱くなる。
将臣がほしくて、ほしくてどうしようもなくなる。
「そろそろだな」
将臣は蜜壺から指を抜くと、ベルトとジッパーをおろした。
そして自身を蜜壺にあてがう。
「何不安そうに見てんだよ。いつもしてることだろう?」
「だけど……」
「急に怖くなったのか?」
「そうじゃないけど……」
「何もないなら、挿入れるぜ」
ゆっくりとあてがった自身を蜜壺の中に挿入する。
「ひっ、あぁぁぁぁぁぁぁあん!」
何度やってもこの瞬間はあまり好きでない。
引き裂くような傷みが、蜜壺に走るから。
だけど。
その痛みが心地よくて、忘れられないのも確かだ。
痛みに思わず望美は眉間を寄せる。
「もう少しの我慢だ」
将臣はすべて望美の中におさめると、望美の身体を気遣うようにゆっくりと動き出した。
「あ、あぁんっ」
将臣が動く度、望美は求めるように腰を揺らした。
「あぁんっ、ま、将臣くんっ! あんっ」
芽をそっと愛撫すれば、望美は耐え切れないというように髪を振り乱し身体を動かした。
芽を、蜜壺を同時に愛撫される。
「ひっ、あ、あぁぁぁぁぁん!」
敏感になった芽をしつこく触られる。
感じすぎて、どうかなりそうだ。
「将臣くんっ、もうや、やめて!」
「それはもちろん反対の意味だろう?」
将臣はさらに激しく指を動かし、芽を弄んだ。
心地よい感覚が襲ってくる。
「あぁぁぁぁぁぁあん!」
望美は嬌声を上げ、全身を短く痙攣させた。
荒い息をする望美の頬にそっと口づける。
そして、顔にかかっていた髪の毛を払いのけた。
将臣はいったん自身を蜜壺から抜ぬいた。
再び、蜜壺に自身をあてがうと、奥まで深く擦り上げる。
「あんっ」
敏感になった蜜壺を擦り上げられ、望美は前よりもさらに艶を帯びた嬌声を上げた。
将臣は望美の両足を肩に乗せると、さらに深く穿った。
「あぁぁん、い、ぃやんっ」
強すぎる快感に耐え切れなくなり、望美は身をよじる。
将臣はさらに穿つスピードを速める。
「あぁぁあぁん、おかしくなっちゃう、あんっ」
将臣はそんな望美を愉しむかのように、
「おかしくなれよ。どんな姿を見せようが、愛してやるから」
「こんなときにぁん、おかしくぁぁっぁんっ」
感じすぎてうまく喋れない。
「ここが好きだったな」
将臣がにやりと愉しむように笑う。
敏感なところを集中的に穿たれる。
望美はぎゅっと全身が震えるのを感じていた。
快感の波が押し寄せてくる。
「や、あぁあん、も、もうだめっ」
望美はうわ言のように口走ると、ぎゅっと将臣を締め付けた。
ふわりとした心地よい快感が体中を包み込む。
望美は四肢を短く痙攣させると、達したのだった。
***
「なあ、なんであの時、不安そうな顔してたんだ?」
将臣の言葉に望美は顔を赤くした。
「な、なんでもないよ。それよりも早くしないと譲くん帰ってきちゃうよ」
「わかってるって」
将臣はそう言いながら、窓を開けた。
言えるはずがない。
口が裂けても言えるはずがない。
将臣くんのあれが気になった、なんて。
「窓も開けたし、服も着替えたし。あとは何もなかったという顔をするだけだな」
どっかりと望美の横に座ると、将臣はテーブルの上に足を投げ出した。
「将臣くん、行儀が悪いよ」
「わかってるって」
「じゃあ、どうして」
「さあな。なんとなくだよ」
そう言うと将臣は望美を抱き寄せた。
―END―
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